17 Junインドへの旅 その28:Norbelingka訪問とDJ王子

6月17日、水曜日。

この日はちょっと遠出をしてNorbulingka (ノルブリンカ)に行くことにした。
Norbulingkaとはチベットの伝統芸術と文化の保全を目的とした施設。
私たちが滞在しているMcLeod Ganjからは車かバスで60分~90分ぐらいヒマラヤ山麓を下った場所にあり、世界各国からの観光者が訪れる場所。

行き方は一応知り合いに聞いたし、Satomiちゃんは行ったことがあると言うのでバスで行く予定だった。
ところが、朝ゲストハウスでDJにばったり遭遇。
「今日は何するの?」と聞かれ、
「私たちはNorbulingkaに行くよ。」
「そうなんだ。僕はパラグライディングをしに行くけど、そっちの方向だから途中までタクシーに乗っけて行こうか?」
ということでDJのありがたいオファーを受けることにした。
それにしてもタクシーだなんて、なんだかリッチだなぁ…
「じゃ、タクシー代を割り勘しよう」と言うと、手を一振りして、
「気にしないで」とかっこよく断るDJ。
この時、「この人はお金には余裕があるんだな。そう言えば彼の実家はラジャスターンでホテル経営をしていると言ってたけど…」
とふと思った。

DJこと、Dhananjayくん ↓
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タクシーに乗せてもらっている道中、興味本位で私はDJに色々尋ねた。
「DJの家がやっているホテルってどんなところ?」
「いや、ホテルって言うか…どう言ったら良いのかな…いわゆる“城”なんだよ」
「はっ!?」
「うちはジャイプールにある城を先祖から引き継いでいて、今はそれを宿泊施設として経営しているんだ。Suryaa Villaで検索してみれば情報出てくるよ」
「えぇ~っ!!!! て事は、時代が時代だったらDJは“ラージクマリ”??」→ボリウッド映画の見過ぎで少しだけヒンズー語の単語を知っているけど確か、“ラージクマリ”は「王子」。
これにはDJもタクシーの運ちゃんも吹き出した。
「ハハハ! “ラージクマリ”は姫だから、Elliが言いたいのは“ラージクマール”ね。いや、王子なんかじゃないけど…」
でも私の中ではもはやDJは王子(☆キラキラ☆)
あの界隈では部屋代が高いゲストハウスに平気で移動するし、タクシーに気前よく乗せてくれるし…そう言われてみるとなんだかしぐさや口調が他のインド人青年とは違う。
20代前半なのに、なんだか妙に落ち着いていて余裕がある感じなのだ。
その後、からかい半分でDJの事を “ラージクマールDJ”と呼んだら、「なんだよElli ババ」と言われた。(インド人の言う“ババ”とは“サドゥ”(ヨーガの実践者や放浪する修行者)のこと。ババは一切の所有物を持たないにも関わらず色々なことを実現してしまう存在として知られる。)
「へ?なんで私がババ?」と驚いて尋ねると、
「Elliは思ったことをどんどん実現していくからさ」
ああ、なるほど。私が奉仕したいと言えば学校でワークショップをすることになったり、ヨガスタジオで踊ることになったりしたから…
こんなにトントン拍子に事が起きるのはここがインドだから、というのも大いにあると思うけれども、確かに私は引き寄せ能力の高い方だという自覚はある。
そう言えば日本でも友人のHironoちゃんに「Elliちゃんはババなんだよ」っと言われたことがあったのを思い出した。
でも、DJがそんな風に私のことを思っていたのはとても新鮮だった。

そんなことを話しつつも、Norbulingkaに到着。
いやぁ、本当に美しい施設…

入り口で入場料を支払うと、無料でツアーガイドを付けるオプションがあった。
せっかくなのでTenzinと言う女の子に施設を案内してもらうことにした。
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こちらはゲスト用の宿泊施設 ↓

 

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この施設は日本人の建築家がデザインしたとのこと。
仏像を元にデザインされているらしい。
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建物と池、緑のバランスがとても良い。
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Tenzinはタンカ、木彫り、アップリケ、彫刻のワークショップに案内してくれながら色々と教えてくれた。
チベットから亡命してきた人たちがこれらのチベット伝統芸術を継承・維持すべく、それぞれにワークショップで作業をしていた。

製作中のタンカ(チベット仏教の仏画の掛軸)。すごく精密な塗り絵のような作業。
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木彫りをしている職人さん。
観光客に木彫りを教えるワークショップも開催しているようだ。
私もいつか透かし彫りに挑戦してみたい。
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仏画のアップリケの作業をする部屋。
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IMG_0217恐ろしく細やかな作業…。
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仏像。彫刻を作るのが最も難しいため、上記の伝統芸術よりも修行年数がずっと長いとのこと。
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私も今回の旅で女神像が欲しいな…
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最後に金の仏像が飾られている部屋に案内された。

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巨大な布に描かれた仏像が天井から吊るされていた。

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代々のダライ・ラマ法王の肖像画。
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ツアーガイドのTenzinと写真。
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ランチには近くにあるピザ屋さんに行った。
インド在住の友人のAkikoちゃんがお勧めしてくれた、このJoyfulというピザ屋さんは日本人女性、Chiyomiさんとインド人のご主人のお店。

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店内には本格的なピザ釜。
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左からご主人、Chiyomiさん、Satomiちゃん、私。
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ピザもパスタも最高に美味しかった…
それにしてもこのボリューム…よく二人で食べたものだ。
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2時間以上Joyfulで過ごして、そろそろNorbulingkaに戻ることに。
聞けばNorbulingkaからはMcLeod Ganj行きの送迎バスがあるというので、バスの時間まで施設内をブラブラとお散歩。
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すると何らかの撮影の場に居合わせた。
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民族衣装を着た少女達が美しい…
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犬も絵になっている。
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そろそろバスの時間なので正面玄関に戻ると、なんと今日はバスはないとのこと…なぬ!?
DJ王子はパラグライディングを終えたものの、ここに車であと40分はかかるというので仕方なく公共のバスに乗ることにした。
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写真を撮るのは勇気がいったが、公共のバスに乗る機会は他になさそうなので…
にしてもいつ誰にいくら料金を払えば良いのか、どこでどうやって乗り継げば良いのかなど全く分からない。
一人だったらなかなか勇気いるなと思った。
IMG_0268バスを乗り継いでなんとかMcLeod Ganj到着。
Satomiちゃんは屋台のお菓子を買って食べていた。
私はお腹を壊しそうなので遠慮。

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ゲストハウスに戻る途中、ヒマラヤ山脈の白い頂きが夕日に生えて美しかった。
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夕飯は近場で済ませた。
左からSatomiちゃん、Liz、DJ王子。
DJ王子に「パラグライディングはどうだった?」と聞いたら、
「楽しかったよ」と写真を見せてくれた。(スタッフの人が地上から彼が飛んでいる様子を撮ったもの)
「飛んでる時にどんな気分だった?」
「そのまま飛んでいたい気分だった。お金なんかない世界に生きていたいなぁって思ったよ。」
時代が時代なら王子様なDJ。どう見ても金には困ってはいなさそうなのに、そんな風に思っているかとちょっと驚きだった。
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