28 Mayインドへの旅 その10:Shenodeに救われる

5月28日、木曜日。

朝、8時に目覚ましでなんとか起きる。
初のShanti Om Schoolでの夜は本当に過酷な状況で、何度も起きては寝直すことを繰り替えした。
理由のひとつは隣の敷地での結婚式の音楽の音。
23:30きっかりにようやくクラブ音楽は終了し、ホッとして眠りについたものの、24時過ぎに別の音楽で目が覚めた。
儀式的で一定の太鼓の音に男性のマントラをよむような声が響き渡る。
さらに自然豊かな環境なだけに蚊が部屋の中にいてうるさい。
そしてしばらく誰も使っていなかった寝具はカビ臭くて、気のせいか体のあちこちが痒くなってきた。
数時間後にようやく音が静かになったかと思うと、今度は静まりかえった家の中の物音が怖い。
それでもあまりの疲労にうとうと眠ったが、朝6時にジプシーバンドの演奏が始まり、再び目覚めた。
うー。悪夢のような一夜だった…。
ボーッとしていると子供たちの声が聞こえ、学校が始まる時間だ。
Laurenceに挨拶をすると、「今夜はhillhacksで天体観測をするから遠くに住んでいる子供たちの何人かがここで泊まるのよ。」と言う。
え?子供たちもここで寝るとなると二日連続で眠れなくなるかも?
悪夢のような一夜がトラウマとなっていた私はShanti Om Schoolに引き続き滞在する自信を失くしてしまった。

とりあえずはShenodeと朝食を食べる約束をしてたのでピンクハウスに避難^^;

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左からShenode、Shyan, Mioちゃん ↓

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朝食を食べながら、思わずShenodeに「Shenodeはなんだか兄弟みたいに感じられる」と伝えた。
昨日初めて会ったにも関わらず、なぜか一緒にいてすごく自然だし、楽なのだ。彼はしみじみとした笑顔で見て「そんな風に言われて嬉しいよ。僕達は兄弟だったかもね」と答えてくれた。
ちなみにインドでは宗教上、大抵の人が輪廻転生を信じている。またライフコーチであるShenodeはスピリチュアルな人なので、こういう会話はごく自然にできた。

共同のキッチン ↓
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朝食後、二人で残ってお茶をしている時に、昨夜の悪夢のような一夜について話した。
すると彼は慈愛に満ちた目で私を見つめて、「エリ、リラックスして目をつぶって」と言う。彼は私の右手首を握り、語り始めた。「安心して良いんだよ。エリは守られていて、必要なサポートは全て受けられるから…」。母性的で包まれるような言葉がShenodeの穏やかで優しい声の響きと共に私の心に染み込んできた。
彼は数分間、私に語り続けた。目を閉じたまま聞いていた私は、涙がジワーっと浮かんでくるのを感じた。そう言えば、インド到着以来のサバイバルモードで、常にある部分では緊張感と不安を抱いていた。そんな緊張や不安が涙と共に緩んでいくのを感じた。Shenodeの思いがけないセッションのおかげで、感情のリリースが起き、終わった後には滝のように涙が溢れ出た。

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その後、Shenodeは興味のある人を対象に“Breath of Fire”という呼吸法を使った瞑想セッションをすると言うので、参加することにした。
まずは各自、紙とペンを用意して、思いのままに次のことを書き出すようにと言われた。
「体・精神・魂・神への手紙」、「自分が感謝していること」、「人生の中で何を実現したいこと」、そして「5年後の自分への手紙」。
それが終わったら、5人の参加者が輪を作って座り、Shenodeの誘導で呼吸法と瞑想をした。

その誘導瞑想中、「もっと自分を大切にしよう」と言う思いが強くなり、次に「清潔で安心してよく眠れる環境に行こう」と思った。
そして予算的オーバーだけど、アーユルベーダハウスの部屋を借りる決心ができた。

瞑想セッション後はみんなでランチした。
参加した人の中にはAleemaさんという日本人女性もいて、彼女とは実は以前も会っていた。
先日のMonikaのワークショップで私以外に4名の日本人女性が参加していたけれど、その内の一人がAleemaさんだった。
ダラムサラで会う日本人は皆さんとても個性的でそれぞれのライフストーリーがとても興味深い。

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話変わって、Shenodeにヒンズー語の基礎的な言葉を教わっていたところ、彼がこう言う。
“Elli, there is only one phrase of Hindi you need to know to get by in India.” (インドでやっていくにはヒンズー語のこのフレーズだけ知っていれば大丈夫だよ。)
え?そうなの?何?
“Tum hari ma xxxxx.”
教えられたフレーズを練習していたら、彼はヒーヒー笑い始めた。「これはね、男に言い寄られてうざい時に言うと効果あるよ。」
そして、「こういうハンドアクションを入れると尚ベター。」(虫を振り払うような感じ)
“OK.” と素直に私は彼の言われた通りにフレーズとハンドアクションを繰り替えし、いざという時に使ってみようと心にメモをした。

そんな話をしながらランチは終わり、皆それぞれのすべきことに戻っていった。
Shenodeのお陰で決意を新たにした私は再びアーユルベーダハウスに行き、交渉して700Rsの部屋を600Rsにしてもらうことに成功した。
我ながらよくがんばった!Akibaの“black heart, thick skin”の教えのお陰かな?
その後、Shanti Om Schoolに行ってLaurenceに事情を説明して宿を移ることを伝えた。
Laurenceは快く受け入れてくれて、「また遊びに来てね」と言ってくれた。
「はい、必ず!一晩だけだったけれど、お世話になってありがとう!」と彼女にお礼を言って学校を後にした。

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とりあえず、この日はピンクハウスに一泊し、翌朝アーユルベーダハウスにチェックインする流れになった。
ピンクハウスに戻ると、丁度Shenodeはゲストハウスを去るところだった。
たった一日だけの短い間だったけれど、思いがけず出会い、とても濃い時間を共にした彼に私は別れを告げた。

この先、またどんなご縁でどこに行くか分からないけれど、このエリアに少しずつ馴染んできて居心地が良くなっていた。

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