03 Junインドへの旅 その14:Aliと手相

6月3日、水曜日。

朝ご飯を食べるために昨夜とは別のゲストハウスに向かった。
隣の部屋に滞在中のドイツ人Heidiを誘うと、もうひとつの部屋に新しく入ってきたフランス人夫婦も加わった。

カフェに着くと昨晩の「プチ首脳会議」で一緒だったAliとその奥さんのLizもいたので隣のテーブルに座った。
Aliは私も見つけると「元気?」話しかけてきた。
「まだ、お腹の調子が今ひとつなんだよね…」とヨーグルトを食べていると、
「インド式の治し方を教えてあげよう。お茶っ葉を飲み込むといいよ。お腹の中でお茶っ葉が広がって緩い物を固めてくれるんだ」
「…え?(苦笑い)」それ、ほんと効くの?
「ちょっと待ってて、今お茶っ葉もらってくるから」
そう言ってAliはカフェのマネージャーからお茶っ葉をもらって私に差し出す。
これぞ、「郷にいれば郷に従え」ってやつ?まあいっか。死ぬ訳じゃないし…。
周りにいる人たちが見守る中、私はAliに促されるままお茶っ葉を飲み込んだ。
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実は昨晩の「プチ首脳会議」の際、Aliとは色々と話が弾んで、彼が仕事面で悩んでいると告げてきたので、その流れで手相を見てあげた。
私は学生時代に独学で手相を勉強して以来、特に海外では色々な人の手相を読む機会が多い。
AliはPushkar出身でジュエリーデザイナーをしている。
今仕事面で行き詰まっていると言うので、手を見せてもらった。
彼の性質や傾向、ちょうど転換期を迎えていることなど、パートナーについてなど、手相に現れていることを伝えた。
するとAliは「すごく当たってる!」と目を丸くしてかなり驚いていた。
それまでは思い切りタメ口だったのに手相を見た後は私に対する態度が急変して、別れ際には「君との出会いに感謝する」なんて漏らしていた。
そして奥さんのLizにも詳しく手相鑑定の結果を話したらしい。
Lizは「Aliがすごく喜んでいたよ」と言ってきた。
「今日の夜、またあそこのカフェでディナー食べようよ。Lizのも見て欲しいんだ」とAli。
インドに来て以来、予定を立ててもその通りにいった試しがないので、「そうだね。じゃあ、もしそういう流れになったら…」と曖昧に返事をした。

そうしてこの日も色々な人と思いがけない再会や出会いがあり、一日が流れた。

夜はMioちゃんとShyanの部屋でのインド古典音楽会に呼ばれたので彼らのゲストハウスに向かった。
途中、例のカフェを通りすぎるとAliとLizがちょこんと座って私を待っていた。(ヤバい! すっかり忘れてた…)
「あ、ごめん。音楽会にも呼ばれてるからあまり長くは一緒にいられないけれど…」
そう伝えつつ、早速Lizの手相を見てあげた。
お礼に、Aliが私に心理テストをしてくれた。インドで心理テストを受けるとは…^^;

その後、夕飯を食べながらAli、Liz、私の三人で話をした。
Aliは「インドでは何で英語が話されているか知ってる?」と聞いてくるので、
「イギリスの植民地だったからでしょう?」と答えた。
すると「いや、それだけじゃない。インド人が英語を話せる理由は、インドがインドだからだ。インドは一つの国でも、地域によって話されている言語が全然違う。例えるなら、ヨーロッパ全体が一つの国になったようなもんなんだよ。だからインド人同士で話すためには公用語が必要なんだ。ヒンズー語を話す人は多いけれど、南インドでは使われていないからね。だから英語がここまで浸透したんだよ」
なるほど。
インドは多言語国家だということは知っていたけれど、Wikipediaのインドの言語という記事に詳しく書かれていた。
州毎に多少の違いはあるものの、インドでは私立の学校では英語で授業をしていて、公立の学校では中学校から必修科目になっているのだそうだす。
英語を話せるのはホワイトカラー層のみという話も聞く。
ただ、ダラムサラのような観光都市は例外なのだと思う。
McLeod Ganjで知り合ったFirdousのように旅行者対象の商売をしている人は必要に迫られて英語を覚えることになる。
どれだけその人に言語の能力があるか次第で英語のレベルはまちまちだけど大抵の人は英語を話すことができる。

Aliは明日の4時にここを出発するらしい。
Shenodeに続いて、息が合って兄弟のようなつながりを感じた彼ともお別れだ。
でも「オレの故郷のPushkarに来る際は実家に泊まってもらっていいよ」と言う。
こういうホスピタリティーはとてもインド人らしくて温かいなと思う。色々な人に同じようなことを言われた。

AliとLizに別れを告げてから古典音楽会へ。
バーンスリ(インドの竹笛)奏者のShyanとPeterの他、先日参加したヨガレッスンのメンバーMitsue, Aleema,  Mio, Martin、そして日本人のKozueちゃんという顔ぶれ。

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音楽が終わった頃にAli がやって来て、Mioちゃん所有の数々のストーンに吸い込まれるように見入っていた。
そう言えばAliはジュエリーデザイナーだ。
Aliは帰る際に間違えてMioちゃんの傘を持って歩きだし、「その傘、私のじゃない?」とMioちゃんが指摘すると、“Oh, shit…”っと言いながら照れた様子で戻ってくる。
本当になんと言うキャラ! 不覚にも大笑いしてしまった。

結局この日はAliに始まり、Aliに持っていかれた一日だった。
ちなみにAliに勧められたお茶っ葉は下痢止めとしての即効性はなかったけど、数日後にはなんとか回復….。

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